Kaji-G ART WORKS /気ままに のんびり Diary

気ままに のんびり ダイアリー  = Artist 梶山こうじの 日常 =  制作日記 イベント情報 想い。。。いろいろ

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バリハ(Valiha)を通して アフリカを眺めると。。。

アジアの 竹楽器が インド洋を越えて マダガスカルで
「バリハ(Valiha)」という名前で 定着した。


ここで 1つ 気になることがある。
それは。。。 竹 という植物の 存在だ。

マダガスカルには 竹がある。
しかも 東南アジアと同様の 一つの株に 群生する 竹。
(日本の竹のように 1本立ちする 竹 では無い。)

この竹は 元々 マダガスカルに 有ったモノなんだろうか?
それとも アジア(ボルネオ)の人々が 持っていったのか?
僕には 判らない。。。

ただ 言えることは 同種の竹が 更に 海を渡った アフリカには
無さそうな感じだ ということである。



アフリカ大陸に 竹は無いか? というと そうでもないのだが
あまり一般的ではなく 限られた地域にしか 無いようなのだ。
しかも 細い種類に 限られそう。。。

僕が知ってる限りでは 下の バカ ピグミー(Baka Pygmy)が
演奏する楽器 「ンゴンビ(ngombi)」に 使われている竹が
一番太いように 思われる。
そう。 日本で よく見かけるくらいの太さの 竹だ。

 ●Mokoloba playing the ngombi na peke(カメルーン)
 

CD「Heart of the Forest」のジャケットの絵にも 描かれている。
 

なんとも。。。 どこまでが 楽器なんだか。。。?
よく判らない 楽器だ。(笑)



ただ 言えることは 左右に 分かれてある 弦を
両手で 別々に弾く という 演奏法であること!!

これは 「バリハ」と関係がある のではないだろうか?

太い竹 でないと作れない「バリハ」を 細い竹で作る。。。

共鳴する 空洞が小さいから 前に 譜面台のような?
反響板 を 駒(ブリッジ)と一緒にして 取り付ける。

そんな風に 思うのは 僕だけ だろうか。。。?(笑)



左右の手で 別々の 2つのスケール(音階)を
1つにして 演奏する 弦楽器は 結構 限られている。

「クリビ」「ササンドゥ」「バリハ」 そして。。。
この「ンゴンビ(ngombi)」 それから「コラ」。。。

前にも紹介した その仲間の「セペレワ(Seperewa)」。。。
チューニングの 1つの例 となるので もう1度 アップ。。。
(2分後から チューニングを 教えてくれます。)

 ●Seperewa bridge harp. Ashantis Ghana 2006(ガーナ)
 


「コラ」も「セペレワ」も 「ンゴンビ(ngombi)」を
二つに 折り畳んだように 見えないだろうか?!

これも 僕だけの 妄想かなぁ。。。?(笑)



逆に スケール(音階)が 1列 の楽器は 他に いっぱいある。
ハープ系の楽器 木琴系の楽器は ほとんど そうである。
低い音から 高い音まで 1列に 並んでいる。


<別々の 2つのスケール(音階)を 1つにして 演奏する楽器>
これとは 基本的な 音楽構造や 演奏構造が 全く 別物だと思う。
上に書いたが もう一度 書こう。。。

<別々の 2つのスケール(音階)を 1つにして 演奏する楽器>!!

逆に言えば。。。
<1つのスケール(音階)を 2つのスケール(音階)に
 分けて 並べた 楽器> となる。



もう一つ 面白い楽器を 紹介しよう。
前に 名前を教えてもらったんだが。。。忘れてしまった。。。(汗)

一応 Bamboo Harp と書いてあるけど 竹 なんだろうか。。。?
以前 実物を見たが 細くって 竹 って感じじゃなくて
葦とか そういう感じ だったと思うが。。。

これも
<別々の 2つのスケール(音階)を 1つにして 演奏する楽器>だ!
 *名前を 知ってる人がいたら 教えてくださ〜い!

 


表が どうなってるのか これじゃ 見えないね。。。(笑)
こんなの です。 ガーナ ナイジェリア辺りの 楽器らしい。
(上の動画は ガーナ)
 



さて!
これを見て ある楽器を イメージ出来たら
あなたも 僕と同類♪

妄想癖が。。。(笑)

                    。。。つづく。。。



           

インドネシアから マダガスカルに渡った 竹楽器

前の日記で クリビ/ササンドゥ の系統。。。
 これを 何と呼ぼうか? <駒(ブリッジ)系> かな?

<駒(ブリッジ)系の 弦楽器>が マダガスカル に
インド洋を越えて 人々と共に 渡った と記した。

まさか! 何を 突然? と 疑問に思われる方も いるだろう。
しかし これは 僕の妄想では無く 事実らしい。(笑)



マダガスカルの人達は 東南アジアから。。。
もっと正確に言うと ボルネオ から アウトリガーカヌーで
渡って来て 移り住んだのだ。

2005年に発表された マシュー・ハールスの DNA研究により
これは ほぼ確実 ということである。

その後 アフリカ大陸 東部から 渡ってきた人々 とも
混血していったが 先に 移り住んだのは ボルネオの人々だ。

ちなみに ボルネオは___
現在 インドネシア マレーシア ブルネイ の3国が 領有している。
かつて フィリピンも 一部(サバ州)領有権を主張したことがある。



<「マダガスカルの歴史」__ウィキペディア(Wikipedia)より>

 なお、ボルネオ系のDNAは ボルネオとマダガスカル島の間の
 インド洋沿岸では 見つかっていない為、ボルネオの人々は
 直接 マダガスカル島まで航海した可能性が強い。
 この2つの島の間は 4500海里(8300km)も離れているが、
 赤道無風帯も 通過する必要が 無い上、
 常に 貿易風が 追い風 となる航海である為、
 当時の 東南アジア島嶼部の 海民の技術レベルならば
 充分に現実的な航海である。
 ボルネオ島から ジャワ海を渡って スマトラ島かジャワ島で
 補給をすれば、さらに難易度は下がる。
 ジャワ島からマダガスカル島まで 6000kmとしても、
 平均時速5ノットで帆走出来れば 30日弱で到達することが出来る。



これは アジアの島の民=海の民 であることを 物語っている。
文化は 陸伝い では無く 海を渡って 広まったのである。


もちろん 北方面=東アジア にも。。。!!



で 駒(ブリッジ)系の弦楽器(クリビ/ササンドゥ)は
そのまま!!の形で マダガスカルに 存在する。

その名を 「バリハ(Valiha)」という。
 

比較のために もう一度 「クリビ」 の写真を 見てみよう。
 

まさに そのまま ではないか!!



実は この 弦も竹で出来た バリハ を 以前 僕も持っていた。
が。。。
たぶん マダガスカルから付いて来た 強力な 竹喰い虫に。。。
ボロボロに されてしまったのだった。。。(涙)
(もちろん すぐ 焼却処分した。)

他の楽器も ヤバかったので ビニール袋に入れて
徹底的に 殺虫剤攻撃(殺戮)を やったのは 僕です。。。(汗)

まあ それで 何とか 本体が残った 金属弦の バリハ。
殺虫剤のために 弦が錆びて 切れてしまったのだ。。。(汗)
 

 

なので 残念ながら 僕の演奏は お聴かせ出来ないのだが。。。(笑)



では YouTubeで 音と 演奏方法を 見てみよう。
 

「ササンドゥ」の 共鳴のための ヤシの葉は 無いが
ほとんど同じ 弾き方である。

基本的に 両手の 親指と人差し指の 4本の指で 演奏する。



ん? この弾き方 以前どこかで 見たことが。。。

そう! 西アフリカの グリオの楽器 「コラ」である!!!


駒(ブリッジ)系の “両手で弾く” 弦楽器の ルーツは
インドネシア(東南アジア/オセアニア)ではないのか?

僕は そのように 確信(妄想?)しているのだが。。。どうだろう?




では最後に バリハ奏者の Rajery(ラジェリィ)の LIVEを♪

とにかく スゴい! カッコいい!!〜♪

    
        Photo © 2000 Kazue Yokoi
 <参考>
 ヴァリハ奏者ラジェリィは 幼い頃 右手を失った。
 しかし 彼の演奏には 不自由さは 全く感じられないばかりか
 伝統的なメロディは美しく テクニックもまた 素晴らしい。

 

 ●Live : Rajery : Molière : 2008-03-16
 

インドネシアの 竹楽器(6)

竹の 丈夫な表面の皮を そのまま 弦に利用した グンタン。

 

弦に テンションを掛けるために 駒(ブリッジ)を使う という
画期的な アイデアと 技術が 目を見張る。

弓の張力を利用した ビリンバウ エナンガ等の 弓系弦楽器は
安定したチューニングに 苦労させられるワケだが
駒(ブリッジ)を使うことによって チューニングが 容易になった。

音程を変えるには 駒(ブリッジ)を 移動させるか
駒(ブリッジ)の 高さを変えれば 良いのだ。


グンタンは 幅広の 1本の弦で 1音しか 出ない。。。

では この弦を 2本 3本と 増やすことは 可能か?
増やすことが出来るなら 楽器としての能力は 格段に上がる。

はい! ちゃんと 有るんですねぇ〜♪ やっぱり!!



まず この写真を 見ていただこう。
 
 http://www.geidai.ac.jp/~odaka/gcat/japanese/html-text/210-j.html

 
 http://www004.upp.so-net.ne.jp/amfujikura/page025.html#lcn007

これは フィリピン ミンダナオ島の
「クリビ/クリビット(Klibit)」という 楽器である。

同様の楽器は インドネシアの スマトラ島にも あるようだ。
(名前は 島によって 違う。)

竹の表面を V字に切って 弦を作る。
弦は 6本。 両手で 3本ずつの弦を 操る。
音を聴きたい人は こちらで↓
 http://www004.upp.so-net.ne.jp/amfujikura/page025.html#lcn007

弦が細い分 グンタンより 工作が 簡単だと思う。
だから もしかしたら クリビ の方が 歴史が古い かもしれない。



これが 現代に近付くに従い 弦が 金属に変わる。。。
当然 音も変わるし 弦の数も変わる。

クリビの 進化した楽器が これ♪

インドネシアの ロテ島に伝わる 伝統楽器 「ササンドゥ(Sasandu)」。
竹筒に 10本の弦を張り ロンタルヤシの葉で 共鳴室を作っている。

 

 


言葉は解らないが 何だか Blues を感じるんだが。。。
僕だけか。。。?(笑)



まあ ともかく この楽器(クリビ/ササンドゥ)の系統は
弓系とは 別の <弦楽器のルーツ> として
いろいろと 形を変え 世界に広がっていった と思われる。


まず 第一のルートは 東南アジア/オセアニアの 島々から
なんと!! インド洋を 海流に乗って 遥か彼方の島。。。
マダガスカル に 伝わっていたのだ!!!

ということで 今日は 「海の日」です♪(笑)

                   。。。つづく。。。



p.s.
ササンドゥ。。。 欲しかったんだよね。。。

バリ島の アンティーク ショップで 売ってたんだけど
店の人も チューニング ワカランって言うし。。。
ロンタルヤシの葉のところも 日本に 持って帰る時に
壊しそうだし。。。

今 考えりゃ 見た目はともかくとして
共鳴に ひょうたんとか 代用品も アリなんだよね。。。(笑)


インドネシアの 竹楽器(5)

さて 楽器の工房で 見つけた 奇怪な楽器? とは!!!

今まで 引っ張って来た割には アッサリ行きます。(笑)


こんなヤツです。。。(笑)

 

  太い竹の 一節。 両端に 節 アリ。
  一方の節に 直径3〜4cmの 穴 アリ。

  竹の 表面の皮 幅2cmほどを
  両端(左右)を 切り離さずに 剥がしてある。

  剥がした 表面の皮の 切り離さなかった所が
  それ以上 剥がれないように 別の竹(チップ)で 固定。

  剥がした 表面の皮と 本体の竹の 間の 左右に
  竹の 駒(ブリッジ)を 一つずつ 挟み
  表面の皮を 本体の竹から 浮かせている。

  浮かせた 表面の皮が 弦 となる。(今後 弦 と呼ぶ)

 

  弦の 真ん中辺りに 赤い 舌 のようなモノが
  固定されている。。。
  その下の 竹 本体には 穴 が空いている。。。

  布とヒモが 巻かれた スティック 1本。。。



さて? どのように 使うモノ なんだろう?

正解は〜 「弦 を スティック で 叩く」 だ。

赤い舌は 絶対 叩いては いけない!
「赤い舌を叩く」 と 答えた人は −100点だ。(笑)


弦を 叩くと 赤い舌が揺れて ボワ〜〜ン と 音がする。
ティンクリックや ジェゴグのように 竹本体を 叩かないので
打音は ほとんど聴こえず ボワ〜〜ン と 基調音を 鳴らす。

一方の 節にある 穴を 手(指)で 塞いだり 開いたりすると
ボワ〜〜ン が ボワワワワ〜〜ン に なる。(笑)


名前は 「グンタン」。

(クンダン ではないよ。 クンダンは ガムランの両面太鼓。 笑)

たぶん かつて 金属のガムランが 無い時代。。。
ティンクリックと一緒に ゴングとして 使われていたのだろう。。。

もしかしたら ゴングとして だけで無く
インドの タンブーラのような 役目を 担っていたかもしれない。。。

さすがに YouTubeにも 映像は 無かった。。。



それにしても 竹の表面を 剥いで それを弦にする なんて!!
そして その間に 駒(ブリッジ)を 挟むとは!!!


これと 同様の技術で作られた 楽器は 他にもある。
ほとんど 同じモノは フィリピンにある。

これが 進化した楽器も インドネシアと フィリピンに ある。

そして 更に。。。(笑)


さあ これから 新たな旅が 始まりますよ♪
            ということで。。。 つづく〜。。。

        ☆〜〜〜〜〜〜〜〜〜★

p.s.
ちょっと アッサリし過ぎたかなぁ?(笑)

ということで オマケ。。。

インドネシアの 竹楽器(3)で 紹介した 怪しいオヤジ。。。
「CALUNG DARSO」
めちゃくちゃ 気に入っちゃったんで♪(笑)

ヤバい!!! サイケ!!

 ●CALUNG DARSO - SARUA JEUNG BOHONG
 

 ●CALUNG DARSO - ARARATEUL
 

 ●CALUNG DARSO - MARIBAYA
 

 ●CALUNG DARSO - Kabogoh Jauh
 

インドネシアの 竹楽器(4)

さて チョコルダさんのところに 暮らして 良かったのは
バリダンスや ガムランの楽器が 身近であることだった。

バリダンスは サンアユ という おばーちゃんが 教えに 来ていた。
ガムランの 全体を 指揮する太鼓 「クンダン(Kendhang)」を
チョコルダさん 自らが 教えてくれた♪

 
もう すっかり忘れてしまったが 僕は クンダンを習った。
右手と左手 あわせて 確か 5つの 音の出し方があった と思う。

クンダンは リズムを キープする 太鼓では無い。
曲全体の流れや スピードを コントロールして 指図する。
いわば 指揮者のような 役目である。


最近 クンダンの叩き方が 「インドネシアの 竹楽器(1)」で
紹介した <Rebana> という ムスリム系の片面太鼓を
2つ 叩く お爺さんの 叩き方と ソックリ!なのに 気付いた!!
つまり 叩き方が タンバリン系 と同じようなのだ。

 
  *比較のため 動画を 下に 置いときます。。。


これは あくまでも 僕の推測だが。。。
クンダンは レバナを 2つ 繋げたものではないのか!?

もし その推測が 当たっていたら スゴく嬉しい。(笑)
何故かというと 太鼓が 外来の文化 ということになるから。

いや 太鼓自体は 地域により あったかもしれないが
基本的には 竹楽器で 充分であった と思うし
他に 太鼓的なモノは 樹のウロ系の スリットドラム だろう。
僕は 現在 そう考えている。


話を戻そう。。。
で チョコルダさんに クンダンの 購入を 相談した。
それと 知人に頼まれていた ゴング系の ガムラン楽器
<レヨン(トロンポン)>の 購入の件も あったのだ。
まあ 結果的に 今も 僕の手元に あるんだが。。。(笑)
 


では! ということで チョコルダさんの 付き合っている
楽器作りの工房に 一緒に行った。
どこかに その時の 写真があるハズなんだが 見つからない。。。

でも まあ こんな感じのところだ。(笑)
 
僕も 大学で 鍛金を 専攻していたんで 馴染みのある風景だ。


ガムランの楽器は 2つで 一組。 男楽器と女楽器の 1対だ。
その 1対の 音程は 微妙に違っている。
それによって 音に 微妙な <揺らぎ> が起こる。

その <揺らぎ> による 音の干渉で
聴こえないハズの メロディーが 聴こえてくる というのが
ガムランの トランシーで 面白いところ と言える。


更に 村の注文(好み)によって 微妙に 音階(スケール)が
リクエストされ 変えられているらしい。

西洋的な 音階の概念が 全く 通用しない世界。
だから 知人の ピアノの調律師が 新婚旅行で バリに行き
ガムランを聴いて 気持ち悪くなった という。。。(笑)


そして それを 作り分けるのは 職人の技術。
その 音階(スケール)の サンプル資料として 各職人が
ティンクリックのような 竹のサンプルを 保有している。

ここでも やっぱり 基準は 竹 である。


ところが この工房で
僕は 変な楽器を 見つけてしまったのだった。。。

                  。。。つづく。。。(笑)



<参考資料> クンダン と レバナ の比較

 ●gamelan gong kebyar (バリ島)
 

 ●Bina Karya playing rebana (ロンボク島)
 

インドネシアの 竹楽器(3)

ティンクリック ジェゴグ と 結構 知られている
2つの 竹楽器を 紹介した。
知ってる人から してみれば 何を今さら という感じか?(笑)


話は飛ぶようだが。。。
そもそも 楽器は 自然の 空洞の有るモノが
共鳴体として響き 増幅効果がある という発見から 始まる。

物と物が ぶつかれば 音がする。
でも 物によって また 同じ物でも 場所(空間も)によって
よく響いたり 響かなかったり。。。

よく響く 身近な 物 場所。。。
ひょうたん 竹 ヤシの実 貝 骨 人体 樹のウロ 洞窟 渓谷。。。
暮らす環境により 選択肢は 限られるワケだが
おおよそ こんな感じか?

簡単に言ってしまえば アフリカには ひょうたん が 有った。
アジア オセアニアには 竹 が 有った。 ということが
音楽 楽器に留まらず 文化全体に 及ぼした影響は かなり大きい。

空洞の有るモノが 人類を 豊かにした!!


ひょうたんが 原産地アフリカから 世界中に広まったのは
かなり昔。。。 日本にも 縄文時代には 既に 入って来ている。

しかし アジアには 竹が 有った。

これは 重要である。
楽器どころか あらゆる道具から なんと!家まで 作れてしまう!!


ということで 当然のことながら アジアは
その中でも インドネシアは 竹楽器の 宝庫 と言える。

しかも ティンクリック ジェゴグ など 音階のある楽器が。。。
1つの楽器が 1本の竹で 作れてしまうのが スゴいところである。
他には。。。 ヒモくらいしか 要らない。。。(笑)
成長も早いし 加工も 簡単♪


それに比べると もうひとつの 楽器の宝庫 である アフリカ。。。
アフリカの楽器は どれを見ても そういう意味では 複雑である。

同じ 木琴(竹琴)系統の バラフォン を見ても
木(木片)と ひょうたん。 それとヒモ。
太鼓を見ても 皮(革) 木(樹)。 ヒモ。

スゴく 高度な技術が 使われているのが 解る。
もちろん 材料を組み合わせる ヒラメキ も。

当然 音の(音楽の) アンサンブルについての 発想も 捉え方も
両地域では 全然違うのだ。
                。。。つづく。。。


<オマケ>

今回の話の流れから 漏れてしまう 竹楽器の紹介を しますね。
他にも いろいろあると思いますが とりあえず。。。

有名どころで 「アンクルン(Angklung)」。

しか〜し。。。 現代曲ばかりで トラディショナルな曲が
まったく 見つからなかった。。。

まあ 竹の ハンドベル って感じだね。。。

う〜〜ん。。。
 

これは マレーシアの だが。。。
 


どうも こういうのは 馴染めないなぁ。。。 僕は。。。
ということで。。。
これが アンクルン と言えるのか 判らないが
ならば いっそのこと! こういう方が 好きだなぁ♪

というか! 僕は スゲェ カッコいい!! と思う♪(笑)
オヤジの歌も 含めて ね♪
 


竹の楽器を もうひとつ。。。
一見 形が アンクルンっぽい? が 笛 というか ラッパ?
インドネシアの スラウェシ(Sulawesi)の 竹楽器。
 
インドネシアの 竹楽器(2)

2度目の バリは それから2〜3年後 だったか。。。
今度は 楽器についての知識も 持ち合わせて来た頃 である。

ビーチや キノコを 楽しむなら クタ レギャン辺りの
ロスメン(コテージ)に 居を構えれば良い が。。。

今回の 主な目的は ウブド周辺で 文化を遊ぶこと だった。


知人の紹介で プリアタン村の ゲストハウスに滞在した。
で これが 大正解だった!!
その家の主人は チョコルダさん。 王家の血筋である。

そのお陰で 2つの 伝統的な 結婚式に 参加出来たのだ♪

1つ目は お隣の家の 娘さんが 嫁いで行く というもの。
もちろん チョコルダさんの 親戚である。
しかも彼女は 当時 バリダンスの踊り手の トップだった人。
スッゴイ 美人だった♪

面白かったのは お嫁さんが 嫁いで行く時に 家から出る時から
嫁ぎ先に着くまで 地面に 足を触れては いけないこと。
御輿で 運ばれて行く。 こころが 家に戻って来ないように。。。
ある意味 <死> に近い感じがした。

これは ここまで。 嫁ぎ先には もちろん 行ってない。(笑)

で 2つ目。
これも チョコルダさんの親戚。 マンデラさん。
マンデラさんは バリダンスの 男の踊り手の トップスター!!
その上 王家の結婚式だから スゴいのは当然。

しかも 何と! お嫁さんは 日本人の 恵子さん!!
その後 テレビ番組で 紹介されたのを 見た人もいるんじゃない?

 *参考* マンデラ恵子 第1回「バリ流・変化のダイナミズムの秘密」
 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/mandela.cfm?i=20070927d9000d9&p=1
 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/mandela.cfm?i=20070927d9000d9&p=2
 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/mandela.cfm?i=20070927d9000d9&p=3


バリ島中の 芸能が 大集合したんじゃないかと思う 3日間。
マンデラさんちの 門前の広場で 大演芸大会!(笑)

いわゆる バリダンスから 初めて見る バリ島西部のダンスまで
ビックリする程の バリエーション♪

バリの 結婚式にて  バリの 結婚式にて

バリの 結婚式にて  バリの 結婚式にて

バリの 結婚式にて  バリの 結婚式にて
 *この頃 多重露光の 撮影に ハマっていた。。。(汗)

  当時は デジタルでは無く フィルムだから
  その結果は 現像してみなければ 判らない。
  だから たくさん 闇雲に 撮ったものだ。。。

  1枚の写真に 時空間と 躍動感を 焼き付けたかったのだ。


   バリの 結婚式にて        バリの 結婚式にて

バリの 結婚式にて  バリの 結婚式にて
 *家の中の 式典のお飾り と 楽屋。 ブタの頭。。。(笑)

夜中は 影絵の ワヤンクリ。
長いし 言葉が解らないし。。。 でも 最後まで見たよ。(笑)
途中 眠くなったけど 最後の方 何となく 意味が解ってきて
面白くなっちゃって♪


そんな中。。。
以前から 遠いけど 出来れば 観に行きたい! と思っていた
バリ島西部の 竹ガムラン「ジェゴグ(JEGOG)」が
結婚式に呼ばれて 来ていたのだ!!

これは 当時のことを考えれば めちゃくちゃ ラッキーなことだ。
しかも いわゆる 観光ショウ では無い!!(笑)


「ジェゴグ(JEGOG)」は 前の日記で紹介した
ティンクリックの 巨大版 と言えば 良いのかな?
かな〜り 低音まで出る 木琴ならぬ 竹琴。

当時 ウォークマンで カセットテープに 録音したのだが
低音が 全然 録音(再現)出来てなくって ガッカリしたのだ。。。
あ〜 残念。。。(笑)

●バリ島の西部 ヌガラ(Negara)の 竹ガムラン
 「ジェゴグ(JEGOG)」
 

こっちの方が 楽器 演奏が よく解るんだけど。。。
“リクエストによる埋め込み無効”なんで 直接 見てチョ。
 http://jp.youtube.com/watch?v=RK_V-xnzakw

ジェゴグ 欲しかったけど さすがに 持って帰れそうもなかったんで
諦めたのだった。。。

でも その後。 別の竹楽器と 遭遇出来たんで。。。(笑)

                   。。。続く。。。
インドネシアの 竹楽器(1)

初めて インドネシア というか バリ島 に行ったのは
20数年前。。。
僕は レゲエと ワールドミュージックに ハマっていた頃か。。。

何となく ガムランや ケチャとかも 聴いたりしていたが
それほど 大きな関心もなく 観光のひとつとして
ショウを 観たりしていた。
まあ それはそれで 楽しかったのだが。。。(笑)


そんな中 レンタカーを借りて
バリ島の 観光/宿泊の中心であった クタから 東へ。。。

途中 タイアの幅の所だけ 板が渡してある 吊り橋や
真っ黒い キラキラ光る 砂の海岸とかを 通り過ぎ。。。


ようやく。。。汗
バリアガ(バリ原住民)の村 「グリンシン」という織物の産地
テンガナン村(トゥガナン村)に着いた。

 「グリンシン」は ダブルイカット(経緯絣)という
 たて糸 よこ糸 双方から織り込んで 図柄を出すという
 この村と インドと 日本に しか 残っていない
 高度な技法らしい。


そこで 僕が見つけたのが 「ティンクリック(Tingklik)」だ!!

 もちろん その前にも クタ周辺で 木の台のを 見ていた。
 ちょっと ガムランチックな模様が 描いてある 豪華なヤツね。
 まあ それはそれで 良いんだけど。。。

それに比べ テンガナン村の ティンクリック ったら。。。
竹を組んだだけの 素朴な台で。。。 僕好み♪(笑)
まさに! こんなのです。

 

分解 出来るしね。 持って帰るのに 便利!!(笑)


でもね。。。 後で 気付いたんだけどね。。。
バリアガ(バリ原住民)の村だから なのかなぁ。。。?

クタ辺りで 売っている ティンクリックと キーが違うの。。。(汗)
だから 他のティンクリックと セッション出来ないの。。。(笑)

まあ これが 最初の インドネシアの 竹楽器(だと思う)。

あと 何 買ったっけなぁ。。。
スリン(笛)も この時 買ったんだったかなぁ。。。?
次に行った時 だったかなぁ。。。?

                 。。。続く。。。(笑)



<オマケ>

この旅の途中 バリ島の隣の ロンボク島にも 行った。
ここには ササック(Sasak)と呼ばれる民族が 暮らしている。

  <ササックの家>
  ロンボク島 ササックの家

行った時には 観られなかったのだが。。。(悔しい。。。笑)
YouTubeで こんなのを 見つけちゃった。。。

ロンボクの ガムラン というか。。。

あっ 僕は 今までの日記も そうだけど
みんなが知ってそうな 有名どころは 紹介しない主義で。。。
だから バリの ガムランも ケチャも 出さないのだ。(笑)


で ロンボクの ガムラン というか。。。
ムスリム系の <Rebana> という 片面太鼓(タンバリン系)
による 素晴らしい“太鼓のガムラン”を紹介する。

さすが アフリカと 肩を並べる 楽器(音楽)の国♪

 ●Bina Karya playing rebana
 

「箜篌(くご)」「琴(きん)」「箏(そう)」

エナンガから始まった 僕の 弓系の弦楽器 の旅が 東に向かい。。。

 

ビルマの竪琴「サウン・ガウ(saung-gauk)」について 書いたのが
7月の最初の頃。。。

 

その時 東南アジアから 東(北)の方に 伝わったのかどうか?
僕は知らなかったので 問うてみた。

すると 友人 二人から 情報が!!

正倉院に 「箜篌(くご)」 という弦楽器がある とのこと。
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2005toku/mozou/mozou-08.htm

 

このタイプの楽器は アジア各国の壁画に よく出てくるらしいが
現在では 何故か 廃れてしまい 現存しない。
つまり 演奏方法も(チューニングも)誰にも 分からないらしい。。。

 

まあ 正倉院のも 部品や絵画などからの 想像による模造品 なので
構造的に 正確かどうか 判断出来ないのだが。。。

どう見ても 横に飛び出している ブリッジというか? 塔というか?
これじゃあ 構造的に 無理し過ぎなのが 解るだろうか?

もう既に 弦の側に ブリッジ?が 反っている。。。
いつ ちょっとしたことで 根元から折れても おかしくない。。。

更に チューニングは どうやるんだろう?
この模造品からは 判断出来ない。
少なくとも ブリッジ?が反ると チューニングは 狂うハズだ。

これが 弓系の弦楽器の 一番の欠点なのだが
この構造では 尚更である。

まあ その欠点を 改良したのが 西洋ハープを代表とした
三角形構造 であろう。

つまり「箜篌(くご)」の ブリッジの先と 胴の頂点を
繋いで 固定してしまえば ブリッジは 反らなくなる。

それよりも この楽器の原型が 弓 であることが 伝わっていたら
こんな難しい 楽器構造にならず 廃れて無かった かもしれない。。。

こういう時に 構造的 物理的な 理屈の大切さを 思い知る。


ということで 弓系 竪琴(ハープ)系は
日本では あまり 広まることは無かったワケだが
その代わり というのも何だが。。。

竪琴に対して 横琴 と言ったら良いのかな?(笑)
一般的に 日本で言われるところの「琴」。。。
正確に言えば 「箏(そう)」の方が 広まった。

これの優れている点を 簡単に言えば 可動式のブリッジ(駒)
<柱(じ)> であろう。
これによって チューニングが 驚異的に 簡単になった。

ちなみに 「琴(きん/こと)」とは
日本では 古来より 弦楽器全般を 指すようである。

「箏(そう)」も その一種なのだが 違いを あえて言えば
「琴(きん)」には <柱(じ)>が無い ということか。
つまり 左手で弦を押さえ 右手で弾く ということ。
 http://heian.cocolog-nifty.com/genji/2005/08/post_fb80.html

 

で この「琴(きん)」のような楽器は
どうも 「こと」として 弥生時代には 存在していたようだ。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B4

ちなみに 「琴(きん)」や「箏(そう)」が 渡来したのは
奈良時代である。


それにしても 「箜篌」「箏」 何故 竹冠 なんだろうか?
どう見ても 竹が使われているようには 見えないんだが。。。

謎。。。(笑)


ということで〜 次の旅は 「箏」から 竹冠→竹 ということで
インドネシア に向かうことに なりました〜♪(笑)

(注)ネットの旅 YouTubeの旅 だよ。(笑)
「グリオ」の使う楽器(番外編)

謎の楽器は 一応 <ンゴニ> ということにして(笑)
とりあえず 解決!ってことで

弓系(ハープ系)の エナンガ ビリンバウ から
同じハープ系でも 駒(ブリッジ)のある コラ ンゴニ と
また 駒(ブリッジ)のある ギター系の ンゴニ も登場し
弦楽器のルーツと 変遷を 多少は 見れた気がする。

だからといって これで 網羅したと思ったら 大間違いで
まだまだ いろいろ ネタは有るのだ。(笑)

ひとつ上げれば バイオリンのような 擦奏弦楽器 とか。。。

弦楽器のルーツが 「弓」だとすると
擦奏弦楽器とは 弓を 弓で 擦る ということである!!
このイメージは 僕にとって スゴく新鮮で 面白いのだ。

実際 それが あるのかどうかは 知らないが
あっても おかしくないと思う。

今後 僕が 擦奏弦楽器を 演奏する人を見たら
きっと そのイメージが ダブって 見えるような気がする。(笑)

でも それを 追い始めると。。。 なかなか アフリカから
出られそうにない。。。 なので。。。
アフリカ 弦楽器の旅(笑)は そろそろ お終いにしようかな と。

とは言っても また アフリカに戻ってくることに なると思う。
次の旅も 結局 アフリカに たどり着いてしまうのだから。。。

では そういうことで とりあえずの最後に
話の流れから 漏れてしまった グリオの 弦楽器を
いくつか紹介して 終わろう。。。


コラの弦の数が 左右2列で 10本と11本の 合計21本。

それに対して この楽器 <Seperewa(Sperewah)> は
左右2列で 5本ずつの 合計10本 だ。

小型の コラ という感じか? ボディーは 木の箱だ。
ガーナの楽器。
後半 チューニングも 教えてくれるので 参考にどうぞ。(笑)

 ●Seperewa bridge harp. Ashantis Ghana 2006
 

では アフロレゲエのシンガー Afro Moses の 演奏と歌で。

 ●This Girl"Abaayiwah" ( Afro Moses Solo ) on Sperewah
 


次に ンゴニ系 と思われる <Akonting> という弦楽器。
セネガル ガンビア 辺りの楽器。
形は ンゴニより バンジョーに近い。

ンゴニの 弦の数は 6本くらいで ギターなどと同じように
上が 低い音の弦で 左手で押さえるのは 上 2弦くらいのようだ。
(高音の弦は ほとんど開放弦で 弾く感じ。)

それに対し Akonting は 3弦で 上が 高音の 開放弦。
曲の頭が 低音から ではなく 高音から始まる。
左手で押さえるのは 下の 低音弦 1本のようだ。

こういう違いが 面白い♪

 ●Intermediate Akonting playing by Remi Jatta. 2003
 

いや〜 弾き方も含めて まさに バンジョーって感じ。

 ●Akonting playing by Joe Diatta. Dakar. 07-2006
 


こちら Akontingに 似ているが 2弦。 上が 低音。
楽器の名前 不明。。。
またまた アフロレゲエのシンガー Afro Moses の 演奏と歌で。
Afro Moses ライブも含め 結構 気に入ってるんで♪(笑)

 ●Babylon 2 live ( Afro Moses Solo on Gonde )
 


あぁ〜 まだ紹介したいの あるんだけど。。。 お終い。(笑)

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